ほんとうに楽しかった
宅急便で島根の「焚き火小屋」から送ってもらったロケットストーブ
組み立てと実演に行ってきました
南三陸の、津波で流されたお寺の住職さんです
以前の写真を見せて下さいましたが、立派な本堂やお庭でした
それが今では基礎だけです
お墓もかなり被害がありました
震災後、知り合いの住職さんから「なにが欲しい?」と聞かれて「本堂」と答えたそうです
衣も神具もありあわせでなんとかなるが、本堂がなければ仏様を祀ることも人が集まることもできない
この願いは、たくさんの善意によって叶えられました
プレハブとは思えないような、白木の香り高い空間がそこにありました
「3年分のお葬式を上げた」そうです
須弥壇の脇には、たくさんのお位牌やご遺骨がありました
「ずっといそがしくて、心が落ち着く暇がなかった」
そうおっしゃった住職さん
しばらく前に届いていたロケットストーブも開封できないままでした
ようやくすこし心にゆとりが出来たと、組み立てに呼んでくださいました
初めて見るストーブに、組み立ても着火も興味津々、質問の山
冷たい海風の吹く日だったので、焼き芋を焼きました
少しの小枝で、煙も出ず、轟々と燃えるストーブに嬉々とし、おしゃべりも弾みます
夫婦漫才のようなとっても面白いお二人
ノブヒェン釜でほくほくに焼きあがったお芋にも大喜び
調子にのって5本も入れたので、晩ご飯も焼き芋だと、またみんなを笑わせる
「ほんとうに楽しかったね」と、お寺を案内してくださった方が何度も何度も繰り返すような、ほんとうに楽しい出来事でした
写真は、ノブヒェン釜の中に隠されていたプレゼントを手に笑顔の住職さん夫妻と、お寺を案内してくださった仮設の方
プレゼントの鞠とハーブもとっても喜んでくださいました
ありがとうございます
水を含んでしまったお経を修復するために、この日は奈良大学の学生さんが訪れていました
by hee3hee3
| 2012-04-22 16:53