巨岩を訪ねて

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奥出雲の「鬼の舌震(おにのしたぶるい)」を散策
鬼の舌震というのは、”斐伊川の支流大馬木川の急流が、長年にわたり浸食し、また節理や甌穴によって造られた約2㎞にわたるV字狭谷”のこと
不可解な名前が気になっていたその渓谷に、ちょっと巨岩を見に行きたくなりました




 

7月9日に長野の木曽川支流・梨子沢(なしさわ)というところで、台風8号の大雨で土石流がありました
三留野(みどの)の降水量は15:00~18:00の3時間に112ミリという雨を観測(国土交通省)
雨で地盤が緩み、梨子沢の上流部2ヶ所が崩壊
下流の堰堤を破壊し、乗り越え、埋め尽くすほどの土石流が民家を襲いました
死者1名、全壊・半壊14棟
堰堤の画像を見れば、バックホーが小さく見えるほどの巨大な岩がごろごろしているのがわかりました
自然の力の大きさに圧倒されます

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鬼の舌震・大馬木川の左岸側壁
花崗岩に節理が走り、それが崩壊して巨岩となったのがわかります
そして、崩壊の傷跡や巨岩が滑らかに丸まっているのは、長い年月をかけて風化や浸食の作用を受けた跡です

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取り残された岩

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浸食でできた甌穴

空間的にも時間的にもスケールの大きな自然の営みを感じる場所です
それでも、きっと万年億年単位で地球を見る地質学者の目からすれば、これはごく最近の、”事件”とも言えないような変化なのでしょう
豪雨や地震のような災害、気候変動、大陸移動や地磁気逆転
そんな力を持つ地球の上で私たちは生きています
ひとつひとつの小さな命は、自然の大きなシステムの中では価値を見いだせないものかもしれません
だけど、その人生のひとつひとつは、どれも愛おしく、大切なもの
そう感じることができるのは、人類が社会を形成して自然の中で生存するために必要な能力ではないでしょうか
今回の災害で、ひとつの命が失われました
おおきな自然の力から、ひとつひとつの命を守るために、その手段のひとつとして堰堤は作られ、
たくさんの土砂や巨岩を食い止めたものの、自然はその能力を超える力を見せつけました
人は、ほかのすべての生物と同様に、自然と戦いながら生きています
暮らしやすい場所を見つけ、狩猟や採取、農耕や牧畜などを行い、生きるための衣・食・住を充実させてきました
それは、つねに変化する環境や、生きて勢力を広げようとする生物との争いの中での営みなのでしょう

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大きな岩壁を苔がおおい尽くそうとしていました

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被子植物も、苔の中で岩にへばりついて成長しています

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崖のような斜面に大きく緑を広げた樹木

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何気ない風景にも美しさを感じた一枚

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遊歩道が、バリアフリー化されていました
険しい谷にほぼ水平な、フラットな歩道
自然の力、スケールの巨大さを感じる場所として、ふさわしいものか疑問に思いました

すべてを歩く時間はなく、途中までの往復だったけど、けっこう楽しめました
しかし、せっかく湯村温泉の河原の露天風呂で汗を流したのに、また汗だく
スタート時間が遅かったので、戻る頃には茶屋もすでにシャッターが下りていました
ソフトクリームはスタート前に食べておいてよかったけど、冷やし飴がほしかった・・・
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by hee3hee3 | 2014-07-19 23:40


風まかせ


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