田植え
今日は実家の田植えでした
父が植え、叔父とわたしで苗を運び、
母と叔母が使い終わった苗箱を洗う
というような共同作業
暑いくらいの天気
苗の中では、蛙が気持よく過ごしていた…のでしょう
苗を持ち上げようとすると、緑をわさわさ揺らし
持ち上げたとたんにピョンと飛び出る
花は静かに見守り、
燕は田んぼすれすれに飛んで、泥をせっせと運ぶ
梅桃(ユスラ)が最後の実をおいしく付け、
子どもの頃、田植えといえば弟とユスラやグイビをつまみ食いしていたのを思い出す
昼は、長靴のまま外でいただく
昨夜仕込んだカレーと、近所のおばちゃんの差し入れのそうめん
"エコライン"の寸胴鍋は、鍋底にフィンが付いて熱効率が高い
冷蔵庫から出した10人前のカレーが、ものの5分で温まり、燃料は約1/3で済んでしまった
働いて、みんなで食べるごはんはおいしい
本家も加わり、昔の話にも花が咲く
昔は、何軒かが共同で田植えなどしていたという
機械などなくて手作業だから大変だったというけれど
苗代から苗を束ねて取り出す(放り投げる)作業など楽しそうだとも思った
"い草"のときには、四国や県央から働き手を募っていたとか
い草は日々の相場を見ながら仲買人に売ったとか
祖父母の代は専業または第一種兼業農家だったから、収入を得るためにいろいろと苦労もしたようだ
田植機の苗箱で120枚分の田植えも半日ほどで終了
夕食後、赤く染まった雲と静けさを取り戻した田んぼを眺める
弱い風が田を渡る
トラックの荷台にハンモックを吊るして眠りたい
そんなふうに風を感じるのが好きだ
トラックハウスが出来たら、きっと屋上でたくさんの時間を過ごすだろう
by hee3hee3
| 2014-06-14 23:44