森里海の南三陸

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一年ちょっとぶり
とはいえ通い慣れた道を、いつものように寄り道もしながら
なつかしい南三陸へ
風も光も風景も人も、ほっとする安心感とともに、懐かしいと思いました
たまたまよい季節のよい天気の日に当たっただけかもしれません
だけど、だとしても、だからこそ、やっぱりここがいいと思うのです
「歓迎されてるんだわ〜」なんて勝手に解釈しながら^^

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これは、南三陸町の全戸に配られたという地図です
「南三陸の森里海マップと記憶」と題されたこの地図
町の地理や生物、文化や生業、歴史や旧街道など盛りだくさんです

南三陸町は、太平洋に面した志津川湾をぐるっと囲むような形をしています
海から町界まで10kmもありません
その町界は、標高300〜500mほどの山並みが連なり、分水嶺となっています
山には、天然記念物のカモシカやイヌワシ、山菜やキノコの恵みが描かれ
地図にはないけど、いまでも炭焼きが行われ、杉や檜などの人工林が木材を供給しています
里には、米やキビ、菊が描かれ、ほかにも野菜の畑やリンゴなどの果樹、仙台牛や豚の放牧などを目にします
かつては質の高い絹を産出する養蚕業が栄えたそうです

分水嶺の内側に降った雨は、すべて川や地下水脈となって、森の養分とともに志津川湾に流れます
三陸リアス海岸の一部である海岸は入り組んだ海岸線を描き、ローカル地名=「浜呼称」がまさに所狭しと書き込まれています
そこは、鮭、タコ、ホタテ、ウニ、ホヤ、ワカメ、カキなどのよい漁場になっていることが読み取れます
伊里前川伝統のシロウオ漁は、その起源を誰も知らないほど古い漁法で、それは乱獲を防ぐ理にかなった漁法であるといいます
豊かな自然に支えられた豊かな暮らし
「入谷の打囃子」「歌津の石浜神楽」「流山流三戸辺鹿子躍」などの祭りや芸能といった豊かな文化
南三陸町は、163.7km^2 に日本の豊かさを詰め込んだような町だと思うのです
ここは、暮らしが環境と密接に関係して成り立っていることを教えてくれます

限りある資源や、変動する気候や地殻、目先ばかりの経済や政治、平和を脅かす施策、解決の見えない原発
そんな日本の中で、この風土が約束する豊かさと安心感(※)
それが南三陸町の魅力だと思うのです
こんなところ他にない、と思うのです
そんな魅力を町の人たちにも分かりやすく伝えるのが、この地図のプロジェクトなのでしょう
素晴らしいことです
わたしも、これが移住したい理由なのだ、と、直感の裏付けをこの地図にしてもらったみたいです
この豊かさを町の人たちと守りながら、豊かで楽しい日々を共に過ごしたい

※原発は不安要素ですが、津波は乗り越えられると思います
 原発や過剰な防潮堤など、豊かさを脅かすものに反対します

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こんなのが豊かさに必要だとは思えない(三陸道延長中)

 
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by hee3hee3 | 2014-05-06 23:03


風まかせ


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