白と黒の断面

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伐られて時間が経ち、すっかり乾いた薪材を焚き木にする
鋸で挽き、斧で小割りにすると、驚くほど白く新鮮な切れ目、割れ目が現れる
木は生きている




西岡常一棟梁は、常にそう言っていた
千年経った木でもかんなを掛ければ綺麗な木の肌が現れる
瓦を取り除けば、棟を支えていた木が反りを戻す
いにしえの工人の知恵はいかほのどのものだったか
木は山を見ろ
土壌を見て使う部所を決める
生えていたときに南に向いていた面は南側に向ける
そんな技術が日本にはある(あった?)

いま、山が荒れているのは「安い外材が入った」せいだけではないだろう
安い外材と同時に高度な技術を必要としない工法も輸入した
プレカットや積層合板は木を見ずともだいたい間違いなく作れてしまう
消費者も、それを購入することに満足した
山に生える木も、それを育て、活かせる人、その価値を理解する人がいないと見捨てられてしまう
その心や技を守り、次世代に引き継ぐということを、大工に限らず、日本人はおろそかにしてしまったのではないだろうか

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by hee3hee3 | 2013-11-01 06:57


風まかせ


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