蝉しぐれの水源
倉敷市の酒津公園
明るい曇り空と蒸し暑い空気、蝉の大合唱
水を湛えた配水池が、かろうじて涼しさを感じさせてくれます
この土手の向こうは、岡山三大河川のひとつ高梁川
勢いよく池に水が流れ込んでいます
一番上の写真の反対側
池に流れ込んだ高梁川の水は、こうして数本の水路に振り分けられます
この水路の中のひとつが、六間川、汐入川となり、茶屋町の実家の田につながっているはずです
※酒津→三番川→茶屋町だそうです(8/17記)
茶屋町は100%干拓でつくられた土地
酒津で高梁川から取水した水が頼りです
昔から水争いは絶えず、いまでも水門の動きに一喜一憂
上流が田植えを終えなければ下流は田植えが出来ない
大雨のときには上流の水門は開けられるが、市境を越えた下流の排水路の水門が開くことはない
通常用水路の流れは弱く、生活排水を浄化するのが追いつかないため、水は汚れて臭う
子どもの頃は流れに降りて遊ぶことも出来たが、いまはとんでもない
実家でも、田には用水の水を引くけど、畑には水道水を撒いている
悲しいふるさとの現実
ベッドタウン化して県内最大級の児童数となった茶屋町小学校
その子らのふるさとがどぶ川のような臭い水路ではあまりにかわいそうだ
なんとかならないか、と同級生と企み中
「天ぷらの廃油を集めとる人がおるらしいから、近所に呼びかけてみようか」と母
さすが、母は強い
小さなことからでも、はじめなければ
by hee3hee3
| 2013-07-29 14:40