”異様な”山道

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あまり人の歩かない登山道や道なき沢や藪や雪山をよく歩いてきた
そんななかで意味もわからず不安になることがある
なにか気持ちわるい
早く通り過ぎたい
ここには泊まりたくない
第六感と言ってしまえばそれまでだけど、経験にもとづいた直感だと思い、わたしは信じている

同じような話を「しまね自然の学校」の岡野さんから聞いた
”里山山歩”という番組の取材で、廃道となったかつての往来(赤道=あかみち)を歩いたときの話
その道は、沢沿いに峠を乗っ越し、集落と集落を結ぶ道だった
一方の集落は、雲南市吉田町にある出雲湯村温泉のそのまた奥の三谷(三谷)という集落
もう一方は、雲南市三刀屋町の柛代(こうじろ)という集落
※GoogleMapで湯村温泉はこちら
かつては子どもの脚で20分という道が、いまでは、大人の脚で4時間半(取材しながら)かかったそうだ
人が歩かなくなってから長い年月が経ち、道は荒れ放題
雑木林の中はなんとなく道らしきものもわかる
しかし、谷は途中でV字峡となり、その両側は40〜50年前に植林された杉に覆われ、林床は暗い
途中まで作られた林道も、地形の険しさのせいだろう、そこから先に延びる事はなかった
V字峡の植林地帯の異様さは、
大きな杉ばかりが急斜面に立ち並び、林床に緑はなく、倒木となった杉が谷を埋めて障害物となった、そんな風景の中にあった
この谷は危ない
と、直感的に思ったそうだ



この話を聞いて、第52次南極観測隊のメンバーだった小林さんのTwitterを思い出した
集中豪雨が発生していたそのとき、彼は植生から危険地帯を判断し、その情報をTweetしていたのだ
わかりやすく、地図に植生をマッピングして
危ないのは、人工林

土砂災害危険箇所というと、通常地形(勾配)から判断するものだ
しかし、土壌や植生によって”崩れやすさ”は違うはずだ
実際に小林さんは、奄美大島では平成24年台風17号のときに、人為的植栽の行われた場所で枯れた松が倒れて道路を塞いでいた事を報告されている

雲南のV字峡の斜面
その下流には美しい田畑の広がる集落がある
このような箇所は日本全国ほかにもいくつもあるだろう
放置された植林の問題は、経済や生態系の問題だけでなく、人命にも関わる大問題かもしれない

この状況について、詳しい方のご意見を聞きたいです
よろしくお願いします

※写真は白神山地の心地よい山道です
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by hee3hee3 | 2013-07-06 10:52


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