神行堂山と巨石と人里

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「巨石」を見るといい、といわれた
南三陸町の入谷から歌津に抜ける坂の貝峠にかけて、大きな岩がところどころに横たわり、それぞれに名前が付いているのは知っていた
それらとは別に、「巨石」というものがあるらしい
南三陸をあとにしようと車を走らせている時、ふと「巨石」の案内が目に止まり、脇道を入ってみた
少し暗い杉林の道を抜けると、おだやかな農村があった
時は夕暮れ前、蜩がカナカナと鳴く中で、子供たちがボール遊びをしていた
美しい光景



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入谷から歌津へ抜ける坂の貝峠は、神行堂山と惣内山の鞍部を乗り越える
地形図に山への道は記されてなかったけど、こうして登山道があるらしい
しかも、花やブナ、カモシカやイヌワシまでそこには生息していると書いてある
標高450mあまり
正直、侮っていた
貪るように案内板に食いついていたら、向かいの家のおじいさんに声をかけられた
案内板にもある「石の平歩けあるけの会」の案内人をされているそうだ
山のこと、巨石のことなど教えてもらう

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日が暮れる前にと、とりあえず巨石へ
美しい杉林の中の道

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そして現れた「巨石」
なんというか、ただただ圧倒される
こちらも、侮っていた

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この裂け目、善人は通れて、悪人は通れないという
この地区では成人するときにくぐり抜けなければならないという風習がある

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ただ「凄い・・・」の言葉のみ呟きながら、暗くなってきた森を後にする

もう一度、案内人のおじいさんのお宅におじゃまして、お話をきく
山の美しさ
頂上からの眺め
地震で倒れた頂上の祠を、若い人達で再建したこと
さんさん館や宮城大学に頼まれて山や巨石を案内したこと
栽培しているブルーベリーを地域振興に役立てる話
侮っていた、またも
ただのお年寄りだと思っていたけど、あちこち旅した広い視野で自然のこと、地域のこと、復興のこと考えていらっしゃる
語り部と言っていいだろう
おはなしを聞いているうちに、すっかり夜になってしまった
「あんたは語り部は無理だな」そんな言葉をいただいて、真っ暗な道を戻った

この山、この里、この人
歌津と志津川を結ぶ峠の下の集落
ここに焚き火小屋を建てたい、と思った
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by hee3hee3 | 2012-08-06 19:36


風まかせ


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